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蝶 あなぐま 栄養士 デトックス 発酵食品 アントロポゾフィー 

野生動物 ・ 栄養士会研修 ・ 城南信用金庫 



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(賢治の学校 綾自然農生活実践場 以下ケンあや)


梅雨空でも / 数種の蝶たちや蜻蛉が / 飛行している / 刈らずに残していた草々に / 花が咲けば蝶たちも集まる / 仏教用語の「自然智」(じねんち)は / すべての人たちに生来備わっている / すぐれた智慧を意味するらしい / 師の教えを受けずに自然に悟る智慧 / 先日 6歳の四男と入浴していたら / 「ぼくね、だれにでもやさしくしたいのだけれど…できないんだ」という / 「どうして?」と僕は聞いてみた / 「だって血がながれてるんだもん」と答えた / それも自然智の証明? / 四男のいう“血”とは / 自分自身の感情や気質など / 受け継がれたものを言うのだろう / 子どもは時々哲学者になる / その芽を決して摘んではならない










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(ケンあや)


賢治の学校の床下に / いつからか住み着いているアナグマ / 早朝西側の畑に現れた / しばらく様子を観察した










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(ケンあや)


今年生まれたばかりだろう / 土に鼻をあてては / 好物のミミズを探しているようだった










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(ケンあや)


兄弟でじゃれあう姿は / とても微笑ましい / そういえば日本うなぎが絶滅危惧種に指定され / ここ百年間に数千・数万という動植物が / 人間のせいで絶滅されて来た / 絶滅…二度とこの世からいなくなること / どれだけ殺せば人は気が済むのだろうか? / 生態系も狂い 放射能で奇形も確認され / それでもなお殺し続けることを / どうして止めないのだろうか? / すべての生命の源はひとつで / すべては繋がっているのに… / そのことについて雨の日曜日 / 虫や鳥たちの動きを眺めながら / つらつらと考える…










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(宮崎県学校給食会センター)


週末のこと / 宮崎県栄養士会の研修があり / 妻と二人で出掛けた / 今年の春頃から宮崎支部の方から / 調理研修講師のお話を頂き / 今まで何度か打ち合わせをして / 「発酵食品」のよさを見直す内容に決まり / “ぬか漬け”と“ナンプラ”を使ったおかずと / “味噌”汁のメニューで / 調理実習を楽しんだ / 参加された方々は / 学校や病院や老人ホームなどで働く栄養士さん / 妻が実技指導をしながら / 僕は補助員として話をさせて頂いた










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(宮崎県学校給食会センター)


今年4月4日に他界された / 元国立民族博物館名誉教授の佐々木高明氏は / 照葉樹林文化論の提唱者としても有名である / 照葉樹林帯はアジアに広がり / 食文化にも各国共通したところがある / タイやベトナムなどの「ナンプラ」は / フィッシュソースともいう / お値段も安い発酵調味料である / 今回使ったのは / 小魚を2年ほど発酵熟成させたタイ産のナンプラ / それをタレにしてイワシ・ハンバーグを作ることにした / 紫蘇や生姜やニラなどをみじん切りにしてイワシとこねる / イワシは手開きで骨を取り / フードプロセッサなど使わず / 包丁でミンチにした / 初めて手開きをした方もいたけれど / 包丁を両手に持つ方もいたり / 4班に分かれて手際よく進められていた










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(宮崎県学校給食会センター)


無農薬の香り米入りご飯 / 味噌汁は鰹節といりこから出汁を取ったものと / 化学調味料を入れた味噌汁の2種類をつくり / 食べ比べてみた / 全員 天然だしの方が美味しいと言われた / 問題は手間と時間 / 10分ほどで出汁は取れる / ぬか漬けは参加者全員が持ち帰れるよう / 妻は漬け方をアドバイスしてそれぞれ袋に詰めた / 今回のテーマは体に良い基本食を / ご飯と味噌汁とぬか漬けに絞り / デトックスと発酵食品の効能について / 資料を作成してお配りして / 簡単に話をさせて頂いた / 子どもたちや働く人たち / みんなが健康になることは今の夢でもある / 国民医療費も30兆円から年々増加している / だから健康保険代も上昇し続けている / やはり普段の食生活が大切だから / それぞれのライフスタイルに合わせて / 少しだけ工夫されれば健康になるはず / 綾町の給食の地産地消率は高い / 時期によっては100%になる / しかも生態系維持農業を推進しているから / 美味しくて安心できる野菜が多い / 有り難いことである










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(宮崎県栄養士会宮崎支部の皆さん)


食べること / いのちを養うこと / その鍵を握っているのは / 女性やお母さんたちだと思う / 女性が元気なところは / いつも笑顔が溢れていて楽しい / 我が家の場合も / 息子たち家族の体をつくってくれているのは / 妻の台所仕事とその功績だと思っている / 共働きだと疲れて手を抜きたくなるから / 夫は炊事や掃除など家事をすることも大切だろう / お互いが楽をするためではなくて / 家族全員が心身ともに健康になるためにである

宮崎栄養士会・宮崎支部の皆さん / 楽しい時間をありがとう!ございました / ぬか漬け、頑張って続けてくださいね / 美容と健康に!










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(映画 のぼうの城 ポスター)


先日家族で観た映画(DVD) / 野村萬斎さん 好きだなぁ / 子どもたちはグッサンが出てくると笑い / 特に四男にうけていた / そういえば鹿児島の山間部に住んでいた頃 / テレビ東京の番組取材でグッサンが訪ねて来て / 五右衛門風呂に息子たちと入ったり / 川で一緒に泳いだりしてくれたのだった / 映画の中のグッサンの表情は確かに面白かったかな / 映画「のぼうの城」は / まるで今の日本の状況そのものなのかも知れない / それを比喩として捉えるのは / 僕だけではないだろう 

☆☆ 犬童一心・樋口真嗣監督 和田竜脚本 ⇒ 映画「のぼうの城」公式サイト










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(ケンあや)


ここ賢治の学校に毎月届く / フリーマガジンがある / アントロポゾフィー・マガジン375 / シュタイナーの人智学と関係がある / 宮沢賢治もシュタイナーも / 人間社会の幸福を追求している










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(フリーマガジン375より)


今回のブログ冒頭の続き / 何故にして人は / 人間同士だけではなく / 多様な種の生命を殺し続けるのだろう / そのことについて考えるのに / 城南信用金庫・理事長の吉原毅氏の記事は / とても参考になった / 東京の城南信用金庫は / 3・11以降“脱原発”を掲げ / 世間から注目を浴びたことは記憶に新しい / 以下記事のなかから引用(Aは吉原氏の考え)

Q お金とはなにか?

A 結論から言いますと、“人間が自意識をもったときに生れる頭の中の幻想”。これは人類が生み出した最大の幻想なんですね。その幻想が、実は自由主義の元でもあるんです…

貨幣というのは、貨幣機能説というのがありまして、教科書の一番初めに載ってくるような言葉なんです。交換手段、価値保存機能、価値尺度機能の3つの機能を持ったものを貨幣と申します…

お金というのは“自意識の肥大化したもの”といえます…

漱石でいえば「吾輩は猫である」の最後のところで「これから神経衰弱の世の中になって大変なことになる、自殺が増えて人殺しが増えて、三百代言、弁護士が増えてくだろう」って書いてるでしょう。どんぴしゃであたってます。つまり“自我が肥大化した西洋近代社会はこうなるよ”というのをはっきり書いてますよね…

ミヒャエル・エンデの考え方で、グローバルマネーではなくて、ローカルマネーが大事なんだと言ってますね。一部はあたってますけど、所詮、利息つけようがつけまいがお金はだめだと私は思ってるんですよ…

今の世の中がデフレになっているということは、みんながお金にしがみついているということです。お金、万歳みたいなね…お金にしがみついているということがデフレになる原因で、世の中おかしくしてるんだから、どんどん刷ってしまえばいいんですよ、日銀で。こんなもん紙なんだと。そんなものよりもっと大事なことがあるだろうって。少し目が覚めたらいいんですよ…

吉原氏が仰るように / 肥大化した自意識は / かなり危ないものであるのだ / 奇跡のりんごの木村さんは / 答えをすぐに求めてはいけないという / よく観察しながらじっと待つことも大切 / 分った気になって幻想が幻想を生み出すかもしれないから / 命を活かすもの 養うもの / それは何か / お金にしがみついている間は / 罪をつくりだすだけなのかも知れない










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(ケンあや)


あじさい / 六月の雨 / 七変化 / 再生

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Tag:人物 ・ 仕事  Trackback:0 comment:8 page to top

自然農 田植え 昔の胡瓜 熊本 自然農畑 天然酵母パン

田植え & 短期体験 & 自然農畑 etc



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(綾七畝組 田んぼ)


先週半ばのこと / 自然農法による / 田植えのレクチャーを受けるため / 事前準備の草刈りに出掛けた / 苗床の稲はすくすく育ち / ひえも同居していた










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(綾七畝組 田んぼ)


綾いのち塾の北城さんは / およそ七畝ある田んぼを / 一畝ずつに区切り / 七人に自然農の稲作を教えている / 一反の十分の一が一畝










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(綾七畝組 田んぼ)


朝の九時から作業を始め / 薄暗くなる七時半までに / 8列植えることが出来た / 自然農では田に水を張る前に / 鎌で十字を切りそこへ / 苗を一本一本植えていく / 両足の太ももがパンパンになった / 賢治の学校の田んぼは / 五反あるから / とても一人では手に負えないだろう










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(綾七畝組 田んぼ)


土曜日のこと / 熊本から / ここ賢治の学校の / 一泊二日型自然農体験に / 参加するため訪れた河井さん / 午後彼と七畝組の田んぼに向かい / 残りの田植えを二人で終えた / その後 田に水は引かれた / 自然農は耕さないから / 田植えは労力を要する / 除草剤や化学肥料や有機堆肥などを / 施すことなく / 地力と自然の力による農法だから / 玄米は特に美味しい / 無事育ってくれるだろうか










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(賢治の学校 綾自然農生活実践場 以下ケンあや)


1泊2日型の自然農体験 / 1日目は田んぼ / 2日目の午前中は / 賢治の学校の畑で / 自然農について / 学び合った / 「ここはミカンはならないから」と / 前責任者から聞いていたけれど / 今年は実をつけていた / 自然農の基本や自然界の話をしながら / 河井さんに畑を案内した










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(ケンあや 畑)


昔きゅうりは / 大きくなって来た / 土が健康であれば / 農薬を撒かなくても / 肥料を施さなくても / 立派に育つようである / 大きくなって収穫したきゅうりは / 妻がぬか漬けにするだろうから / その前に暑い日差しの中で / 生のままかぶりつこうと思う










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(ケンあや 畑)


東側畑のウコンとサトイモが / グングン育っている / 河井さんと別の畝で / 黒大豆の種を植えてみた / 初めて鍬を握るためか / 表土の削り方がおぼつかないけれど / 自然農の種まきに感心しておられた / 発芽が楽しみである










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(ケンあや 台所)


ヤマモモの実を洗い / 冷凍している子どもたち / 三男はおろし器を使い / 冷凍ヤマモモをおろし / 河井さんや家族に配ってくれた / 昼食後のデザートになった










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(ケンあや 台所)


台所の天井からぶら下がっているのは / 次男と三男がつくった天の川 / 新聞に入る折込でつくったらしい / 長男は陸上部の練習のため不在 / 子どもたちは誰とでも直ぐに友だちになれる / 山桃シャーベット美味しかったよ










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(高緑さんの自然農畑)


河井さんは昼食後 / 熊本に帰る予定だったけれど / 宮沢賢治や木村秋則さんの本を読んでいた / ここ賢治の学校を出られ / 綾に畑を借りて自然農をされている / 高緑さんが所用で訪ねて来られた / 丁度よい機会と思い / 河井さんを伴い 同じ地区にある / 高緑さんの自然農畑を見学させて頂いた










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(高緑さんの自然農畑)


高緑さんは美術作家でもある / 畑はおよそ二反弱あり / 40品目ほどの野菜を栽培されていた / 僕は畑の土の匂いを嗅いでから / 少し土を食べてみた / 理屈ではなく臭覚と味覚を用いて / 五感で土を感じるために / そうは言っても農薬や化学肥料などを用いた土は / 臭いし口に運ぶことなどもっての他だけど / 河井さんは耕さず肥料を施さず農薬をふらない / 自然農の畑を観てただ驚いていた










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(高緑さんの畑)


高緑さん曰く / ミニトマトは自然農でもよく育つけれど / 露地トマトは割れたりすると言いながら / 今年は上手く出来ていると話された / 赤くなったらもぎ立てのトマトを / がぶりとやりたいと思った / 自然農では畑の生態系をよく観察しなければ / 作物を健全に育てることは出来ない /自然との対話や科学的な思考も必用になる / だからこそ面白いのだろう / 高緑さんは畑に向って合掌することを / 日頃の習慣とされている / いのちの根っこが見えて来ると / 自然とそういう心持になるのだと思う / 河井さんは賢治の学校に戻り / 予定より4時間を過ぎたけれど / 帰り際に「じゃ、また」とお辞儀をされて / 車で走り去った / 河井さんと話をして印象に残ったのは / 彼が先月バリ島に1週間出掛けて / 熊本に帰って来たときに / 高い建物ばかりで / そこには人も動物もなく / 違和感を覚えてしまったと話された / バリ島では / 動物や人間が道にいつもあふれ / 全体におおらかだったらしい / 彼はもっと旅をしたいそうだけれど / また綾に来てねと僕は告げた










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(天然酵母パン)


賢治の学校 すこやかお菓子プロジェクトは / お饅頭から天然酵母のパンに変わってしまった / 小麦粉は九州産ミナミノヒカリ / 塩は九州産自然塩 / 砂糖は奄美大島産きび砂糖 / 天然酵母は無農薬全粒粉と玄米を元種として / 安心できる材料で妻は日々パンを焼いている / 写真は綾産の無農薬地粉を使用したカンパーニュと / ドライフルーツをたくさん入れたフルーツブレッド / 売れ残ったパンは家族の胃袋の中に消える










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(天然酵母パン)


綾産の自然栽培農法や有機農法によって栽培された / 野菜メインの綾野菜ピザ / チーズは牧草だけで育った健康な乳牛の / 無添加ゴーダ・チェダー・チーズを使用 / 綾産きなこを使用した きなこメロンパン / 大豆のたんぱく質は牛肉とほぼ同じだから / 子どもたちの健康を考えて考案したパン / 他には無農薬古代米のパン / 無農薬さつまいものパイ / いちじくあんぱん / ライ麦のプチパンなど / 多くの人たちの健康に貢献したいのだけれど / 問題は味と見た目 / 日々精進するのみ










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(綾七畝組 田んぼ)


生れて初めて / 自然農法による田植えをして / 見上げれば天にはお月様が懸かっていた / 夏至を過ぎてこれから日は短くなるけれど / 自然とともに生きることを / 日々全身で感じながら / 大きな命の巡りと / 小さな命の巡りのなかで / 家族も成長していくのだろう / 感謝
















Tag:賢治の学校 綾自然農生活実践場  Trackback:0 comment:4 page to top

式部屋敷 釣り 自宅出産 カイロプラティック 子どもの絵

綾川荘 ・ 嬉しい訪問者 ・ 子どもの絵 etc



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(綾川荘 式部屋敷)


日曜日の朝 / 天然酵母パンの出荷を終え / 帰宅して子どもの靴を洗っていたら / 腰が動かなくなった / 一度ぎっくり腰で一週間床に伏したことがあったから / 内心焦りながらも深呼吸をして / そっと伸ばしながらじっとしていた / 妻は加工所で働いていた / 頭の中で悪いイメージをすべて払拭して / ゆっくり歩きはじめたら / 少しずつ腰が元に戻ってきて一安心 / そこへ息子の友達が遊びに来た / 少し歩こうと思い / 子どもたちを乗せて / 綾川荘の式部屋敷を訪ねた










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(式部屋敷食事処)


食事処の年配の店員さんとしばし話した / 昨日はスポーツクラブの高校生たちで賑わい / 食欲旺盛だったという / お昼は鮎の塩焼き定食がメイン / 夜は予約制で宮崎牛の焼肉が人気だという / 囲炉裏で山菜や郷土料理を楽しめたらいいなぁ










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(綾川荘 吊り橋から)


綾川荘は綾北川沿いにある / 鮎の友釣りをする釣り人が / 数人糸を垂らしていた / 僕の母方の祖父は飛騨人で鮎釣りが大好きだった / 蛍が飛び交う綾の川も風情がある / 来月は子どもたちと泳ぎたいな










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(綾川荘)


100円ゴーカート / 僕の子供時代は東京のデパートの屋上で / コイン式ゴーカートで遊んだ憶えがある / ここは森のなか / フォレスト・アドベンチャーなどしてみたい










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(綾自然農生活実践場)


ヤマモモがたわわに実り / 採ろう採ろうと思いつつ時が過ぎる / 先週半ばのこと / 宮崎市内から訪問者があり / 長い時間話してしまった / 丁度一仕事終えパンの出荷もなかったため / とてもよいタイミングだったと言える / その訪問客は / カイロプラティックの真髄を学び / 県内唯一のカイロプラクターとして / 仕事をされている若者だった / 品がよく礼儀正しく眼に輝きのある人物 / これから何か楽しく面白い交流が始まる予感がする / 彼がここを訪ねたことをブログに投稿された / 今はフェイス・ブックでも友達になった / 魂レベルの出会いに感謝

☆☆ カイロプラティックオフィス STRAIGHT ⇒ takafumi Siga's blog










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(綾自然農生活実践場)


週末 汗を流すこと2時間 / ヤマモモの収穫をして / ホワイトリカーに漬けた / まだまだたわわになる実 / ヤマモモの効用は / 健胃・整腸・滋養強壮など / 妻はビワの実をジャムにした後 / その種を焼酎漬けにした / ビワの種の薬効は多岐に渡り / 万能薬として / 数千年前から重宝されていたそうである / ヤマモモさんビワさん ありがとう!










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(手づくりペンダント)


日曜日 子どもたちと式部屋敷から帰ると / 綾もりの市の出店仲間である / 月虹(アマル)さんが / 家族で訪ねて来られた / 妻への贈り物のペンダントが出来たという / 2,500円は安いと思ったから / ヤマモモを摘んでお土産にして頂いた / 近藤さん御家族は昨年東京から綾へ移住された / エジプトでベリーダンスを学んだり / 2度の自宅出産をされている / 我が家と同じく自然分娩派である / とてもいい笑顔の娘さんと息子さんが / 楽しそうにヤマモモを摘んでくれて / 有り難いことだった










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(綾自然農生活実践場 玄関)


先月大工仕事をして / 玄関の棚を製作してみた / 大工仕事もまだまだ沢山ある / 週末鹿児島からここを見学したいと / 突然訪ねて来られた方があった / 娘さんは絵を描くことが好きで / 母親と二人で綾観光に来られた / 義務教育での絵画や美術への考えが / 僕と同じであったから / 話は絵が中心になった / またお気軽にお越しください、と告げ / お二人は鹿児島へと帰られた










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(綾自然農生活実践場)


子どもたちの絵を / 夏でも涼しい土間の壁に / 今は数点展示している / 今まで何度も書いて来たことだけど / 「子どもはお絵描きの天才である」 / けれどもその子どもの持つ芸術性を / 教育者たちは理解できない / 上手い・下手で線引きをしたり / 描いた絵を強制的に直させたり / 写実の型にはめ込んだりする / 幼児時代はだれでも楽しく描くのだけれど / 芸術に理解のない大人から / 芽を摘まれることはよくある話である / 保育園や幼稚園の児童が描いた絵を見れば / どんな教育をしているのか一目瞭然である / 言葉では誤魔化せないのが絵画の世界 / 心や内面の健やかな成長を疎かにする教育は / 個々の能力を伸ばす妨げになるだろう / 我が家の経済はとても厳しいから / お菓子プロジェクトが軌道に乗り次第 / 子どもたちの絵画塾も始めようと思う / ひとりひとりの天の才を楽しく育むために…










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(綾自然農生活実践場)


夕刻 / 野鳥の美しいさえずりが聞こえてくる / 木々が西日に溶け込むような光の中で / 恋の歌でも歌っているのだろうか / この世が美しいもので溢れたらよいのになぁ……















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やまもも 自然栽培 自然農 あじさい 池田整治 生態系

ここにあるもの & 池田整治氏



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(賢治の学校 綾自然農生活実践場 以下ケンあや)


ここ賢治の学校の西側に / 大きな“ヤマモモ”の木がある / 先日地主さんだった方から / 昔の暮しのことなどをお聞きした / 賢治の学校はかつては“馬小屋”だった / 仔馬が生まれると母馬の胎盤を / ヤマモモの木の根元に埋めたという / 以前暮らしていた高野山花坂では / 「サンマイ」という場所に / 人間を土葬するのが習わしだった / チベットの鳥葬のように / 肉体は土に還るのである / 人間の死生観は時代と共に変わるのだけれど / 真実は変わらない / そのことを松尾芭蕉の「不易流行」に例える人もいる / 映画監督・小津安二郎氏は / どうでもいいことは流行にまかせ / 大事なことは妥協せずに真実を追求すると言った / 芸術にとって“不易”は大切なことだから / 自然や宇宙と対話するのだろう










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(ケンあや)


ここにあるヤマモモの実は / とても美味しい / とても一度に食べきれないから / 保存法を考える / 子どもたちはビワの方が好きらしい / 三男は実を採るために猿になっていた / ヤマモモはいちごのような香りがする / 甘いお酒は好きではないから / 氷砂糖を入れずに焼酎漬けにしようかな / 妻はジャムにするようだ / 指先を染めて…










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(ケンあや)


雨の日曜日 / 庭のあじさいは / 静かに咲いているようだった










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(ケンあや)


サトイモの間から / ウコンが葉を伸ばして / 共生している / 草をノコギリ鎌で切りながら / ここに生きる生き物たちを / 観察しながら / あれやこれやと考えている










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(ケンあや)


新たに種を撒かなくとも / 勝手に育っている野菜もある / 自然農や自然栽培では / 山の木々が育つように / 還元することを大切にしている / だから刈った草もそこに還す / 収奪するだけでは痩せてしまうからだろう / ただ分らないことも沢山ある / 小さな命の生態系は / 人間の都合で成り立ってはいない / 自分の都合のいいように考えたがる人間として / 全体と細部の把握が鈍るからである / 心を開いて全身で感じるほかのない今である










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(ケンあや)


ここの畑はおそらく12年以上は / 農薬や除草剤や化学肥料を投入していないから / 食べられる土と言えるのだろう / ミミズや多くの生き物たちが / 毎日せっせと仕事をしている / 野鳥たちも毎日やってくる / 先週次男が縁の下に潜り込んだ動物を発見 / 家族でそっと覗いて見ると / アナグマの子供が無邪気な顔で遊んでいた / どうやら巣穴にしたらしい / 果たして共生出来るだろうか










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(ケンあや)


ネギやカボチャやサトイモやニラは / 勝手に育っている野生児みたいなものだけれど / いくつか野菜の種を撒いてみた / 大根と野沢菜と人参の種は大量に採れた / 再生作業を続けながら畑に立つ日々










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(ケンあや)


草が生えていても / 共に育つ野菜たち / 購入したジャガイモの種は / 虫に葉を食べられた / 勝手に出て来たじゃがいもは元気だ / このことはよく考えなければならない










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(ケンあや)


茶ノ木のそばに / カボチャが育っている / 一雨ごとに勢いを増す植物たち / 狭い畑ながらも命がひしめき合っている










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(ケンあや)


試しに“昔きゅうり”という品種を / 西側の畑に植えてみた / キュウリやトマトは / 昔と味が違うとよく年配者は仰る / 遺伝子組み換えで有名なモンサント社は / 今や世界中から嫌われているけれど / 日本では実体を知らない人たちが多い / 美味しい野菜を食べるには / 種を守り受け継ぐ努力も必要なのだろう










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(ケンあや)


水がころころ / 水がころころ / 水は答えを知っている / 波動のこと










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(ケンあや)


世界が全体幸福にならないうちは / 個人の幸福はあり得ない / 人類の一部である支配者層は / 今まで収奪と支配と破壊を繰り返して来た / ささやかな幸せに生きる人たちは / 時に犠牲になり時に人生を滅茶苦茶にされて来た / 「どうしても 乗り越えなければならない 壁がある」 / なんていうサッカーのCMがあったけれど / それに似た時代に突入していることは確かなことである / 限られた資源と限りない人間の欲望 / 意識の壁を乗り越えられれば / クリーンエネルギーや新たなヴィジョンによる / 共生社会は実現出来る / 汗を流して働くことに変わりはないのだけれど / 働く喜びの質が違う世の中になる / 楽をしようと思うから悪循環に陥りやすのだろう










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(ケンあや)


人も世のなかも表と裏があるから / 表裏一体という言葉もあるのだろう / 歴史について / 現在起きている出来事について / 真実を追求することは / 向上心の表れでもある / 生きているうちに真理に到達しようと / 切磋琢磨する人間もいる / ゴッホのようにボリナージュの炭鉱で / 貧しい人たちと心の糧を得たり / 宮沢賢治のように東北の農民と / 明るく生き生きと生きる術を模索したり / およそ冷徹残酷な人間と程遠い存在も多々あった / 先ずは裏のことを知らなければ / 御先祖様に申し訳ないことだろう

☆☆ 滅びから永久(とわ)の道へ ⇒ 21世紀 ヤマトごころの部屋 池田整治氏










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(ケンあや)


「花は裏切らないからいいね」と / 畑に立つ初老の女性は言った / ならば裏切らない花になればいい / 人間だって花になれるさ / と僕は心のなかで思った / ひとりひとりの花を咲かせるには / 咲かせられる土壌をつくらなければならない / 一歩ずつ前へ / 光の方へ……















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振動障害 社会復帰 綾 もりの市 ガラス 大日如来

振動障害者の社会復帰 & 綾もりの市



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(法ヶ嶽農園 宮崎県農林事業団)


綾町からも眺められる / 法ヶ嶽という山がある / そこに法ヶ嶽農園があり / 先日 所用で訪ねてみた / 濱田さんからの絵の依頼だった / 肖像画と九重連山に沈む夕陽に続いて / 今回は素描でよいとのこと / 休憩所で農園の方々と談笑した後 / 栗栽培の作業風景を見ながら / ラフ・デッサンをして写真も撮った / 作業風景からは汲み取ることの出来ない / 振動障害を抱えた人たちの苦労や / 生き甲斐や / それら個々の人生の背景を / どこかで感じながら / 空からの光が農園に降り注ぎ / 表情を照らしていたのが印象的だった










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(宮崎日々新聞記事)


先月14日付の地元新聞に / 濱田さんが書かれた / 「振動障害者の社会復帰を考える」 / という本の出版について / 取材された記事を見つけて読んだ / トンネルを掘る時の削岩機や / 木を伐る時のチェーンソーの長期使用によって / 振動障害者となった労働災害について / 救済制度が必要だと濱田さんは考えた / 22年前の1991年から / 県建設農林労働組合を組織して / 行政による安全作業の基準作りや / 社会復帰対策の強化などを訴えて来られた / 20年以上にわたる活動の節目となる今回の出版 / 振動障害に関心を持たずにいられないと思った










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(出版された本)


本の冒頭に寄せられた文章 / 「法と道理のたたかい」元農村労連委員長・森田幸彦 / 「労働・作業による自分、家族、社会の再生」元日本大学教授・永山利和 / 「これは執念の書である」中央大学教授・大須眞治 / 「大学院生濱田さんの2年間」中央大学教授・鷲谷徹 / 「振動障害者の社会復帰を初めて取り上げた先駆的研究」中央大学教授・松丸和夫 / 僕はまだ読み終えていないのだけれど / 職業病は大きな社会問題でもあるから / やはり“倫理”が問われてくる / 行政の対応は / 非人道的であってはならないのだろうけれど / 冷淡な考えを持つ人たちがいることも事実である / 先ずは人の痛みが判らなければ話しにならない / 素養や教養を積まない大人たちが / 社会や人間を傷付けてしまうのだろう / それでも痛みのわかる人は / 前に進んで行動するのだから / 世の中捨てたものではないと思う










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(宮崎県農林事業団資料)


今から102年前の1911年(明治44年) / 世界で初めて振動障害を発表した / イタリアの医学者“ジョバンニ・ロリガ” / そのロリガの功績を顕彰する「ロリガまつり」が / 昨年6月綾町で行われた / 主催は宮崎県建設農林労働組合と宮崎県農林事業団 / 濱田さんは農林事業団の事務局長 / 『過度な労働や、低賃金による労働力の食いつぶしは、資本主義社会全体にとっては非合理的』 / などと大河内理論も紹介されたそうである / 僕は個人的に日本は民主主義ではなく / 社会主義国だと観ているけれど / 派遣やパートや肉体労働など / 今の社会の実態は決して民主的ではないと思う / そのことが資本主義の行き着く先だと考える / イデオロギーは埒が明かないから / ただ命を大事に出来る社会にすればよいだけなのでは? / 濱田さん、がんばって!










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(ふれあい綾もりの市)


4月に産声を上げた綾もりの市は / 今回で3回目を迎えた / 梅雨入りしたから雨は予想されたけれど / 時々小雨が降る程度だった / 出店者の方々はどなたも辞退することなく / 歩行者天国の道路には / テントや軽トラが並んだ / 入り口には“屋台”と幟










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(綾もりの市・グリーンファーム綾)


今回は野菜類を中心に撮影した / 東京暮らしをしていた僕にとっては / とても安く感じてしまう“有機野菜” / グリーンファーム綾さんは / 主に九州グリーン・コープさんに / 有機野菜を卸しているけれど / 規格から外れた作物は出荷できない / だからとても安いのだけれど / それも何だかおかしな話である / 形が多少小さくても / 消費者は買うのではないだろうか? / 農薬も化学肥料も使わずに育てた美味しい野菜 / 無農薬だから皮をむかずに煮っころがしにしても / とても美味しく頂ける / 規格外というだけでかなりお値打ち










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(綾もりの市・さく農園)


こちらは“自然栽培”という農法で / 野菜作りをしている作農園さん / 自然栽培農法は耕すけれど / 農薬や化学肥料を使わない農法 / 自然農法に近く 奇跡の林檎の木村さんにも近い / 腐りにくいそうである / 賢治の学校の饅頭の餡に使おうとひらめき / さく農園さんと話をした










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(綾もりの市・ハーブポテト)


そのお隣で / cafe山猫さんが / ハーブポテトを売られていた / ワンカップ200円 / さく農園さんのジャガイモを使い / ハーブソルトをまぶして揚げたもの / とても美味しかった!










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(綾もりの市・ハンドメイド綾)


ハンドメイド綾さんは / 子育てを終えられた女性の方々が / 有機野菜や加工品などを手づくりされ / 15年ほどになるという / 甘酒を試飲させて頂いたら / 自然の甘みが口の中に広がり / とても美味しかった / 宮崎市内のイオンにも卸しておられる / 妻は無農薬の古代米を購入した / こだわりを感じられる“おふくろの味”が多い / 話をしていてそう思った










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(綾もりの市・無農薬にんにく)


ひとつかみ というと / つかみたくなってしまう / 無農薬で商品になるまで3年かかり / 今は契約農家として少し落ち着いたと / 年配の女性は語ってくださった / ひとつかみしたら6個とれた / オーガニックで200円 / 綾の大きな魅力なのかも知れない / 賢治の学校では / 天然酵母の饅頭を出した / 数日前15年使っていたオーブンが壊れたため / 今回はパンやクッキーが出せなかった / 今回は雨を見込んで少なく焼いたけれど / 饅頭はほぼ完売したから有難いことである / 来月の第1日曜日は7月7日 / 長男の誕生日でもある / 精進 精進










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(賢治の学校 綾自然農生活実践場)


夜 LED照明が / ガラスに反射して / 面白い効果を出していた










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(賢治の学校 綾自然農生活実践場)


三男・四男は / 毎日 顔や体を土だらけにしている / 君たちは終戦直後の子供みたいだね / そう思えるときもある / 洗濯は大変だけれど / 大いに遊んで呉れ給え










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(賢治の学校 綾自然農生活実践場)


僕は照明の中で蛍光灯が嫌いである / 人の表情も食べ物もしらけて見えるから / 炎や夕日のの色が好きだ / おそらく子どもたちの情操にも関係があるだろう










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(油彩画70号)


先日の午後 / 久し振りに自分の時間が持てたから / 描きかけていた絵を引っ張り出して / 2層目の加筆をした / 大日如来 空海 天と地 / 大きい絵だからなかなか完成しない / 世界中の出来事を見ていると / 心が壊れそうになることもある / 心に黄金の輝きがほしい……















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すーさん

Author:すーさん
 Sumito.M 1964~20XX 
 Yayoi.M  仏語翻訳 

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賢治の学校 綾自然農生活実践場

“天の才”を咲かせよう!

世界の子供たちが置かれている状況
の光と影 現日本社会に生きる子供
たちの光と影 事実を正しく見つめ
今を 自らの心性で支配すること

☆ 光を信じること ☆

日向・綾町の暮しの記録を中心に
多分野に渡り気ままに綴ります!

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