転回

よく晴れた 日曜日 / 長男は 野球の練習試合 / 送迎の帰り道 / 紀ノ川沿いの桜は / 満開だった / 多くの人たちが / 花見を楽しんでいた・・・・

拙いブログを始めて / 3回目の 春を迎えた / 素敵な人たちに 出会い / ブログから 楽しい交流も生まれた / 僕も妻も 先月或る仕事を終えた / どういう訳か 二人とも / 特殊な 時限付きの仕事(低賃金)だった / 今月から 次のステップを踏むために / 少々 大変になる / ここで一旦 幕を閉じようと思う

コペルニクス的転回 / 旧来の“天動説”に対して / コペルニクスの“地動説”は / 当時では 大転換であった / 180度の転回は さぞかし / 驚きに 充ちていたことだろう / 哲学者・カントは / 認識(主観)が 対象(客観)に依頼する / という旧説に対して / 対象(客観)こそ 認識(主観)により / 構成されるとして / 認識論上の転回を / コペルニクス的転回 と呼んだ / 21世紀の現代においても / コペルニクス的転回は / 充分に 有り得るのである

空海は 十住心論のなかで / 自分の心を 深く見つめたことがない者が / どうして世界の真理を 知ることができるだろうか / と述べている / 自分を知るには / 主観だけではなく / 客観も必要になる / これは なかなか難しい / 人は 自分に都合の良い解釈を / したがるものだから / 主客転倒に なりやすい / 自分から離れるのは 嫌だ!という人もいる / 客観とは 自分でありながら / 自分から離れないとならない

子どもたちと / 春休みに行くと 約束していた / 動物園に 先週出掛けた / 大阪・天王寺動物園は / 新世界の近くにある / 都会のど真ん中 / ご覧のように 当たり前だけど / アフリカの大自然とは程遠い / 高層ビルに囲まれた 環境にある / ライオンや トラや サイや ゾウ / 色んな動物を見て回った / 僕は動物園に来る度に / どこか 哀しくなる / ほとんどの動物たちは 病んでいた / 精神病院で 絵画療法を生業としたためか / 動物の気持ちが 見えて来る / 唯一 オオワシとは 口笛で何かが通じた / 「ここから出してくれ!」と 言わんばかりに / 大きな翼を広げて 飛び回ったオオワシ / サファリ・パークは未だしも / やはり動物園は 苦手である

天王寺動物園の / 大きなドームの中で / 鳥たちは 巣をつくっていた / 空は果てしなく広がっているけど / 行動は 制限されている / 環境は 生物に大きな影響を与える / 人間も 同じである / 宗教は 個々の心を耕したり / 時に 救済してくれたりするけれど / 建設的に 創造的に 社会をつくる力はない / それは 歴史が証明している / 社会とは 人間にとっての環境でもある / 社会においても コペルニクス的転回が 必要だ / 何故なら 病んでいるのだから

昨日 4月7日の午前中 / 一時 雪が降った / それでも 古民家の庭にある / 桜が 咲き始めていた / 何も 世話をしないのに / 毎年 花を咲かせてくれる / 自然農の畑も 作物は立派に育った / 農薬も肥料も 要らない / 土が健康であれば 実を結ぶ / 植物の観察も 主観だけでは足りない / 客観から 見えて来る生態系 / 都会に暮らしていた時 / 生命感覚は 希薄だった / 森のことも 水のことも / あらゆる生命のことも / 知識として 認識していただけ / 子どもたちよ 自然に出よう / 五感・六感で 地球を感じよう / 太陽の 子どもたちを 解き放て!

紫陽花の新芽が / 日差しに輝き / 枯れた花と / 同居している / 在りのままの いのち / 孤児院に入ったり / 自殺しようと思ったり / 僕の人生も それなりに / 色々と あったけど / 今も 在りのままに / 生きて いる / 生かされて いる / ありがたいことだ

先日 子どもたちが練習している / 和太鼓保存会の 総会があった / 平日の夜の集まりだから / 残業を終えて 遅れて来る親もあり / ある父親が 僕の隣に坐った / 和室だから 正座していた / その父親と 軽く挨拶を交わした後 / 僕は 姿勢を正した / その時だった / バリッと 音がした・・・ / お尻が 割れた / いや ズボンが破れた / 破れ目からは パンツが・・・ / 隣の男性は 僕を見つめた / 「破けちゃったよ・・・」 / 二人とも しばし沈黙 / 総会参加者は 僕達以外みな母親である / 「参ったなー」という顔をしたら / 隣の男性は 必死で笑いをこらえている / 面白いから もっと笑わせようと思って / 一言 二言 添えてみたら / 顔を真っ赤にして お腹に手を当てた / それから 総会が終わり / 何事も なかったかのように / 僕は お尻を壁に向けながら / 蟹のように歩いて 集会所を出たのだった / 天には 月 / お月様でも 知らんめい・・・

古民家の椿は 満開に咲いた / 野鳥が朝から 甲高く囀る / 花鳥風月は 風情が大事・・・・
― 御 礼 ―
今まで僕の拙いブログを読んで下さり、ありがとうございました。
来たるべき“コペルニクス的転回”に向けて、準備に入りたいと思います。
これまでの温かいコメントや、励ましのコメントに感謝いたしております。
多くの方々ともっと交流したかったのですが、データ通信は速度が遅いため、
訪問して下さった方の記事を読むだけで、精一杯の日もありました。3・11以降
知り得なかった世の中の裏を知り、客観力も鍛えられましたが、これからも
悲劇的な現実に負けないように、喜劇力を武器に精進したいと思っています。
「日本人は一人一人は優しくていいのだけれど、集団になるとよくない・・」と
知人・友人からよく聞いて来ました。僕自身まだまだ未熟ですが、日本社会も
成熟しているとは言えないと思います。百年後も、桜を愛でながら楽しめる国で
あることを希望しています。人工放射能は、楽観的な問題ではありません。
日本から、悪魔の科学を無くしていきたいものです。そして、コペルニクス的
転回は、科学面では永久磁石によって成し遂げられることと思います。
また、どこかでお会い出来ますように ・・・・。
お元気で!!!

来世は 鳥になりたい・・・・ 感謝^^
愛