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きゅうり 自然農 七夕 もりの市 益川敏英氏 辻信一氏

健康な土 ・ 七夕 ・ 政治と知見



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(ケンあや 西側畑)


例年より10日ほど早く / 梅雨が明け / 連日猛暑日である / それなのに畑の野菜や木々たちは / 立派に日々成長している / 自然農法は耕さない / 草を刈っても元に戻す / 虫たちが生存するためにも / 草を刈らず残すこともする / 人間が何もしなくても / 森の自然林が立派に育つように / 畑でも生態系に準じて育てる / 堆肥も施さないのに / きゅうりは次から次へと大きくなる / 夕方どしゃぶりの通り雨が降ると / 植物たちが喜んでいるのを感じる / まさに“慈雨”だけれど / 日本語は何て素晴らしいのだろうと / 改めて思う / 慈しみの雨 / それは本来の日本人のこころ










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(ケンあや 西側畑)


30cmほどになった / 自然農きゅうり / 大地や地下水をよごさないから / 気持ちのよい農法でもある / トゲは痛いくらいだけれど / 味はやさしく甘い / 野菜は自らの体を守るために / 外側に皮がある / その皮と中味の間に“酵素”が多い / 健康に良いから我が家では / 皮をむかずに食べている / ジャガイモもニンジンもゴボウでも何でも / 農薬や化学肥料などを使い育てた野菜は / 苦みを感じる / 日本人の歴史から見たら / 化学農法はほんの最近の事 / やはり“量より質”だろうか










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(綾もりの市)


七夕の日 / 4回目になる / もりの市が行われた / 買い物に訪れた人たちは / 願い事を短冊に書いて / 笹に結んでいた










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(綾ふれあい館)


綾のまちなかに / 笹の葉が揺れていた / 夜は星々に願いを届けたのだろうか / 天の川は旧暦の七夕が美しい / 自然農では旧暦を参考にする / 昔の日本人の知恵や文化は / 自然と共にあったから / その摂理は暦のなかにも / 活かされていた / 新暦の7月7日は / 旧暦の5月中旬 / 「小暑」である / それにしても「大暑」のように / 暑いこの頃である










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(綾ふれあい館)


もりの市の当日 / デジタル温度計は / 38℃だった(壊れているのかなぁ) / アメリカでレーチェル・カーソンが / 企業による環境汚染を警告した「沈黙の春」を書き / その本は世界中で読まれたけれど / 経済大国を中心に環境破壊は続けられた / なかでも石油産業は利潤追求を徹底して禍根を残した / 今やオゾン層の破壊と世界中に異常気象をもたらし / 北極海の海氷はほとんど消滅した / 日本でも自然破壊を止める工夫は / 何もなされていないに等しい / それどころか世界中から訴訟されてもおかしくない / 放射能汚染が進行中である / 再生させなければならないのは / 人間の暮しだけではなく / 自然そのものではないだろうか

☆☆ 11歳の少年が大人に語る ⇒ 食物システムの問題










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(毎日新聞記事より)


長崎・広島に原爆を落とされ / 日本全国主要都市は大空襲に遭い / 焼け野原となった日本 / 戦争を美化する人たちが / 戦後68年経っても存在している / ノーベル賞学者・益川敏英氏の人間性は素晴らしい / ノーベル賞受賞後ある高校で講演をされた時 / 人間にとって一番大事なものは“自由”だと / 話されていた / 去る6月27日の毎日新聞東京夕刊の記事は / 益川氏の憲法に対する考えが掲載されていた / 僕はその情報をFBで知ったのだけど / 正しい知見だと思われた(以下に引用)



「あの安倍(晋三首相)さん、坊ちゃん政治家だからね。自分は安全なところにおって、戦争できると考えているんじゃないの。テレビゲームみたいな感じで。96条の改正から手をつけるようなことを言っていたでしょ。本気ですよ。これまでは、いつかは変えてやるぞってことでしたから。いまがチャンスと踏んでいるんだろう。反対する側も本気にならんといけない。

僕は思う。自国の国民まで犠牲にして守らなきゃいけない国益なんてものがどこにあるんですか。愚かな戦争などせずとも、もめごとの解決の道は必ずある。譲歩できない利益なんてない。戦争は外交で防げる。いま必要なのは戦争を防ぐ知恵でしょ。それなのに憲法改正? 改憲論者は、つまるところ、交戦権が欲しいんですよ。憲法9条なんて邪魔だというのは、相手から攻撃されなくても、こっちから先に撃ちたい。つまり戦争がしたい。そうとしか思えない。恐ろしいことじゃないですか」

「僕なんかの戦争体験は大したことないんだ。10歳ほど年上の同じ素粒子論の先生はもっとつらい経験をされた。広島に原爆が落ち、自宅が爆風で壊れる。お母さんが重いはりの下敷きになって動けない。お母さんは自分はいいからさっさと逃げろ、と息子を逃がす。先生はずっと引きずっておられた。そんな悲惨なことが無数にあった。虫も殺せないような人が、戦地で敵を撃つのはさらに苦しいですよ。狙撃兵なら相手の顔まで見える。それが戦争ですよ。平和とはね、人を殺さないでいいことなんです。

60年安保のころ、研究の合間をぬってはデモに明け暮れた。「まず朝、団地に署名集めに回るんだけど、間に合ってますなんて、御用聞きに間違われてね。僕、ヘタくそなんだ」。めげずにベトナム反戦でも声をあげた。それは平和運動にも身を投じた名古屋大学時代の恩師、坂田昌一博士の背中を見てきたからでもあった。湯川秀樹、朝永振一郎両博士と並ぶわが国の素粒子論の第一人者である。「へ理屈の坂田なんてあだ名があったけどね。学問だけではダメだ、学問を支える社会の問題も考えられないやつは一人前ではないという空気がありましたね。先生はひと言もおっしゃらないんだけど」










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(100万人の母たち 七夕プロジェクトさんより)


先日 綾の郷田美紀子さんと / 辻信一さん 上野宗則さんが / ここ賢治の学校を訪ねて下さった / 辻さん曰く / 「自然農の福岡正信さんは海外で有名だけれど 日本の若者たちは名前すら知らないかもしれない」 / と話された / 辻さんは海外向けの映画を制作しておられる / 自然農の開拓者 川口由一さんの映画が完成したので / 上映会をされては?と話されていた / とても澄んだ眼を持たれた辻さんであった / 明治学院大学教授 / 100万人のキャンドルナイトの呼びかけ人でもある / 以下FBより転載




◆100万人の母たち 七夕プロジェクトに寄せて 

目をつぶって、大都会の夜空の向こうに天の河を思い描くように、澄んだ心で思い出してみよう。本当はそこにちゃんとあるのに、見えなくなってしまっている、大切なものについて。

3・11の後
幼い子を抱く母たちがそうしたように、もう一度、祈ろう。どうか、神様、この子にきれいな空気、きれいな水、安全な食べ物を与えてください。もう贅沢は言いません・・・

かつて、北米先住民のリーダーである長老は言った。最後の木を伐る時、最後の川を汚す時、最後の魚を食べる時、その時人間は知るだろう、お金は食べられないということを。

人間の生存のボトムライン(最低限の条件――大気、水、太陽、土、生物多様性、そしてともに支え合い、分かち合うコミュニティ)を確保することこそが政治の最大の目的だ。

このことを、政治的なリーダーたちに、思い出してもらうため、手紙を届けよう。母であるあななたち、そして私たち誰もの内なる母から、愛をこめて。

辻 信一



◆「100万人の母たち 七夕プロジェクト」 誕生のきっかけ
http://www.youtube.com/watch?v=6RWNdD2OsTI&feature=youtu.be


◆辻 信一(つじ・しんいち)プロフィール

文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人。明治学院大学教授。 「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。

数々のNGOやNPOに参加しながら、「スロ-」や「GNH」というコンセプトを軸に環境=文化運動を進める一方、社会的起業であるスロービジネスにも積極的にとりくむ。2009年より「アジア発エコロジー」をテーマにした映像プロジェクトをプロデュース中。

著書多数。最新刊に『英国シューマッハー校ーサティシュ先生の最高の人生をつくる授業』(講談社)、『降りる思想ー江戸・ブータンに学ぶ』(大月書店)。近著にゆっくりノートブックシリーズ8巻(大月書店)。訳書に『しあわせの開発学ーーエンゲージド・ブディズム入門(ゆっくり堂)。

http://www.sloth.gr.jp/tsuji/profile.html


写真:Peace On Earth 辻信一スピーチより
http://www.youtube.com/watch?v=tBKTnaZIUsM










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(フランスの科学誌)


今の日本が海外からどのような眼で / 見られているのか? / テレビや新聞など他人の意見ではなくて / 自分自身の情報力と思考力で / よく想像したほうが無難だろう / フランス在住の日本人女性から得られた情報 / 以下転載


先日投稿した、圧力により研究費をカットされた琉球大学、大瀧教授の研究がフランスの科学雑誌に掲載されていました。日本では広く知らされていないのに。(もちろん故意により)
また、この雑誌では「二年後の福島ー未だ地獄」というタイトルで、16ページにわたって特集しています。
福島産の農産物を食べて被災地を応援するだとか、原発からの距離だけで規制区域を設定するという愚かさなどについて(Yukie Haraさんより)










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(ケンあや 西側畑)


サトイモの葉が / 生き生きとしていた / 綾の食品売り場で働く / 知り合いの女性は言った / 「総理大臣なんか誰がなってもよくならないわよ」 / 確かに質は落ちてきているし / 庶民の暮しは少しもよくならない / 呆れたり白けたりされる方もおられるだろう / 政治家は自分の利権のことしか頭にないのだから / それでも最近面白い若者?が出現している / ニート 引きこもり ブロガーとして / 一日中パソコンにかじりついて / 真実を追求したりしている / 向上心や好奇心は健全な証しでは?

☆☆ 16000人のファンを持つブロガー ⇒ 座間宮ガレイ 渋谷ハチ公前スピーチ

絵を描いたり / 畑仕事をしたり / 子どもたちと自然の中で遊んだり / 今まで自然を愛おしみ / 自然に感謝して来たから / 画家・ゴッホのように / 自然をかけがえのないものだと思っている / 自然を大事にする政治はあまり聞かない / 目の前の現実がよく物語っている / 綾の年配の方々は「昔の川はきれいだったなぁ」と言う / きれいな空気 きれいな水 美しい自然 / それらを大事にしようとした / 緑の党を僕は中村敦夫さんの時代から / 応援して来たのだけれど / いつの間にか消えてしまった / そしたら今回長谷川ういこさんを代表に / 復活されたようだ / ミュージシャンの三宅洋平さんも / なかなか素敵な人物だ / 兎に角これ以上自然を壊さないでほしい / 農業を大切にしてほしい / きれいな川で子どもたちが泳げる日本にしてほしい / 因みに宮崎県の海水浴場は / すべてのポイントで水質AAを / 9年連続で更新中である(環境省調査) / それでもまだまだきれいに出来るだろう

☆☆ 三宅洋平街頭ライブ ⇒ 7月5日 新宿西口










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(ケンあや くちなしの花)


3月頃に宮崎神宮の植木市で / 沈丁花と梔子(くちなし)を買い / 賢治の学校の庭に植えた / 一度枯れそうなほど弱ったけれど / 自然農の方法で面倒を見たら / 艶やかな葉になり花も咲かせてくれた / よい香りが一面にただよい / 夜は虫たちの合唱に包まれている / ここで生きる多くの生き物たちとともに / 感謝



















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蝶 あなぐま 栄養士 デトックス 発酵食品 アントロポゾフィー 

野生動物 ・ 栄養士会研修 ・ 城南信用金庫 



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(賢治の学校 綾自然農生活実践場 以下ケンあや)


梅雨空でも / 数種の蝶たちや蜻蛉が / 飛行している / 刈らずに残していた草々に / 花が咲けば蝶たちも集まる / 仏教用語の「自然智」(じねんち)は / すべての人たちに生来備わっている / すぐれた智慧を意味するらしい / 師の教えを受けずに自然に悟る智慧 / 先日 6歳の四男と入浴していたら / 「ぼくね、だれにでもやさしくしたいのだけれど…できないんだ」という / 「どうして?」と僕は聞いてみた / 「だって血がながれてるんだもん」と答えた / それも自然智の証明? / 四男のいう“血”とは / 自分自身の感情や気質など / 受け継がれたものを言うのだろう / 子どもは時々哲学者になる / その芽を決して摘んではならない










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(ケンあや)


賢治の学校の床下に / いつからか住み着いているアナグマ / 早朝西側の畑に現れた / しばらく様子を観察した










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(ケンあや)


今年生まれたばかりだろう / 土に鼻をあてては / 好物のミミズを探しているようだった










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(ケンあや)


兄弟でじゃれあう姿は / とても微笑ましい / そういえば日本うなぎが絶滅危惧種に指定され / ここ百年間に数千・数万という動植物が / 人間のせいで絶滅されて来た / 絶滅…二度とこの世からいなくなること / どれだけ殺せば人は気が済むのだろうか? / 生態系も狂い 放射能で奇形も確認され / それでもなお殺し続けることを / どうして止めないのだろうか? / すべての生命の源はひとつで / すべては繋がっているのに… / そのことについて雨の日曜日 / 虫や鳥たちの動きを眺めながら / つらつらと考える…










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(宮崎県学校給食会センター)


週末のこと / 宮崎県栄養士会の研修があり / 妻と二人で出掛けた / 今年の春頃から宮崎支部の方から / 調理研修講師のお話を頂き / 今まで何度か打ち合わせをして / 「発酵食品」のよさを見直す内容に決まり / “ぬか漬け”と“ナンプラ”を使ったおかずと / “味噌”汁のメニューで / 調理実習を楽しんだ / 参加された方々は / 学校や病院や老人ホームなどで働く栄養士さん / 妻が実技指導をしながら / 僕は補助員として話をさせて頂いた










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(宮崎県学校給食会センター)


今年4月4日に他界された / 元国立民族博物館名誉教授の佐々木高明氏は / 照葉樹林文化論の提唱者としても有名である / 照葉樹林帯はアジアに広がり / 食文化にも各国共通したところがある / タイやベトナムなどの「ナンプラ」は / フィッシュソースともいう / お値段も安い発酵調味料である / 今回使ったのは / 小魚を2年ほど発酵熟成させたタイ産のナンプラ / それをタレにしてイワシ・ハンバーグを作ることにした / 紫蘇や生姜やニラなどをみじん切りにしてイワシとこねる / イワシは手開きで骨を取り / フードプロセッサなど使わず / 包丁でミンチにした / 初めて手開きをした方もいたけれど / 包丁を両手に持つ方もいたり / 4班に分かれて手際よく進められていた










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(宮崎県学校給食会センター)


無農薬の香り米入りご飯 / 味噌汁は鰹節といりこから出汁を取ったものと / 化学調味料を入れた味噌汁の2種類をつくり / 食べ比べてみた / 全員 天然だしの方が美味しいと言われた / 問題は手間と時間 / 10分ほどで出汁は取れる / ぬか漬けは参加者全員が持ち帰れるよう / 妻は漬け方をアドバイスしてそれぞれ袋に詰めた / 今回のテーマは体に良い基本食を / ご飯と味噌汁とぬか漬けに絞り / デトックスと発酵食品の効能について / 資料を作成してお配りして / 簡単に話をさせて頂いた / 子どもたちや働く人たち / みんなが健康になることは今の夢でもある / 国民医療費も30兆円から年々増加している / だから健康保険代も上昇し続けている / やはり普段の食生活が大切だから / それぞれのライフスタイルに合わせて / 少しだけ工夫されれば健康になるはず / 綾町の給食の地産地消率は高い / 時期によっては100%になる / しかも生態系維持農業を推進しているから / 美味しくて安心できる野菜が多い / 有り難いことである










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(宮崎県栄養士会宮崎支部の皆さん)


食べること / いのちを養うこと / その鍵を握っているのは / 女性やお母さんたちだと思う / 女性が元気なところは / いつも笑顔が溢れていて楽しい / 我が家の場合も / 息子たち家族の体をつくってくれているのは / 妻の台所仕事とその功績だと思っている / 共働きだと疲れて手を抜きたくなるから / 夫は炊事や掃除など家事をすることも大切だろう / お互いが楽をするためではなくて / 家族全員が心身ともに健康になるためにである

宮崎栄養士会・宮崎支部の皆さん / 楽しい時間をありがとう!ございました / ぬか漬け、頑張って続けてくださいね / 美容と健康に!










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(映画 のぼうの城 ポスター)


先日家族で観た映画(DVD) / 野村萬斎さん 好きだなぁ / 子どもたちはグッサンが出てくると笑い / 特に四男にうけていた / そういえば鹿児島の山間部に住んでいた頃 / テレビ東京の番組取材でグッサンが訪ねて来て / 五右衛門風呂に息子たちと入ったり / 川で一緒に泳いだりしてくれたのだった / 映画の中のグッサンの表情は確かに面白かったかな / 映画「のぼうの城」は / まるで今の日本の状況そのものなのかも知れない / それを比喩として捉えるのは / 僕だけではないだろう 

☆☆ 犬童一心・樋口真嗣監督 和田竜脚本 ⇒ 映画「のぼうの城」公式サイト










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(ケンあや)


ここ賢治の学校に毎月届く / フリーマガジンがある / アントロポゾフィー・マガジン375 / シュタイナーの人智学と関係がある / 宮沢賢治もシュタイナーも / 人間社会の幸福を追求している










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(フリーマガジン375より)


今回のブログ冒頭の続き / 何故にして人は / 人間同士だけではなく / 多様な種の生命を殺し続けるのだろう / そのことについて考えるのに / 城南信用金庫・理事長の吉原毅氏の記事は / とても参考になった / 東京の城南信用金庫は / 3・11以降“脱原発”を掲げ / 世間から注目を浴びたことは記憶に新しい / 以下記事のなかから引用(Aは吉原氏の考え)

Q お金とはなにか?

A 結論から言いますと、“人間が自意識をもったときに生れる頭の中の幻想”。これは人類が生み出した最大の幻想なんですね。その幻想が、実は自由主義の元でもあるんです…

貨幣というのは、貨幣機能説というのがありまして、教科書の一番初めに載ってくるような言葉なんです。交換手段、価値保存機能、価値尺度機能の3つの機能を持ったものを貨幣と申します…

お金というのは“自意識の肥大化したもの”といえます…

漱石でいえば「吾輩は猫である」の最後のところで「これから神経衰弱の世の中になって大変なことになる、自殺が増えて人殺しが増えて、三百代言、弁護士が増えてくだろう」って書いてるでしょう。どんぴしゃであたってます。つまり“自我が肥大化した西洋近代社会はこうなるよ”というのをはっきり書いてますよね…

ミヒャエル・エンデの考え方で、グローバルマネーではなくて、ローカルマネーが大事なんだと言ってますね。一部はあたってますけど、所詮、利息つけようがつけまいがお金はだめだと私は思ってるんですよ…

今の世の中がデフレになっているということは、みんながお金にしがみついているということです。お金、万歳みたいなね…お金にしがみついているということがデフレになる原因で、世の中おかしくしてるんだから、どんどん刷ってしまえばいいんですよ、日銀で。こんなもん紙なんだと。そんなものよりもっと大事なことがあるだろうって。少し目が覚めたらいいんですよ…

吉原氏が仰るように / 肥大化した自意識は / かなり危ないものであるのだ / 奇跡のりんごの木村さんは / 答えをすぐに求めてはいけないという / よく観察しながらじっと待つことも大切 / 分った気になって幻想が幻想を生み出すかもしれないから / 命を活かすもの 養うもの / それは何か / お金にしがみついている間は / 罪をつくりだすだけなのかも知れない










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(ケンあや)


あじさい / 六月の雨 / 七変化 / 再生

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天然酵母 奇跡のりんご 江戸時代 ファーストフード 郷田美紀子さん

賢治の学校 お菓子プロジェクト



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(賢治の学校 綾自然農生活実践場)


日増しに日中の気温は高くなり / 植物たちの成長にも勢いが見られる / 賢治の学校の玄関口に立つ桜は / 青々とした葉を茂らせている / その根元には色んな花々も咲いている / それにしてもミントだらけである / ミントは防虫剤にもなるけれど / どう活用したらよいのか / 考えたりしている

妻と二人三脚で進めている / お菓子プロジェクト / 写真正面にある / 玄関横の小さな加工所で / 毎日 まんじゅうなどを作っている / 始めたばかりの頃は / 天然重曹を使い小麦粉を膨らませていた / そしてようやく納得のいく生地に仕上がった / 妻が長年子どもたちのために焼いて来た / 天然酵母のパン作りが幸いして / 新しい食感のまんじゅうになった










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(天然酵母 てるは饅頭)


小麦粉の扱いに慣れている方は / ご存知だと思うけれど / 水で溶いただけだと / お好み焼きのように / ベタッと広がるだけだ / パンや饅頭などにするには / 膨らます方法を考えなければならない / 天然重曹は焼いても匂いが残るため / 小麦粉の香りが引き立たない / ベーキング・パウダーは / 簡単だけれど / アルミフリーであっても / あまり使う気になれない / パリで食べたパンは / 日本とは比べ物にならないくらい / 美味しいし無添加である / お米やおにぎりは / 日本の方がずっと美味しいのと同じことだけれど










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(天然酵母 てるは饅頭)


てるは饅頭の生地は / 自然農の全粒粉を元種にした / 天然酵母によって膨らませている / 小麦粉は綾産と熊本産のブレンドだから / ポスト・ハーベスト(防かび剤など)や / 燻炭処理をされていないから / 自然の味が出せて安心である / 塩は長崎産の自然海塩 / 砂糖は奄美大島産のきび砂糖 / ともにミネラルが豊富 / 小豆と白いんげんは北海道産 / さつまいもは綾産のオーガニック甘藷 / 小豆あんの生地には / 健康な土壌で育ったよもぎを使用した / 余分なものは一切使わない

農家の人が家族で食べる野菜を / 売り物とは別に栽培したり / 多くの人の健康を診て / 経済的に余裕のあるお医者さんたちが / 無農薬野菜や有機米などを常食するのは / やはり自分や家族の健康を考えてのことだろう / 様々な化学物質が体内に入ると / 60兆個の細胞に悪さをする / 真面目な仏教僧が修行をするのに / 食を断ち体をきれいにするのは / 悟るために必要な自然科学である / 心身の病は因果関係があるから / 原因を見つめなければ / 本当の健康は手に入らないだろう










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(畑の天然酵母パン)


今は小さなオーブンしかないけれど / 綾産の有機野菜を使い / パンも製造するようになった / 東京時代に妻とよく食べた / 国立(山口百恵さんが住む街)にある / 小さな天然酵母のパン屋さん“タルムリエ” / いい仕事をされているなぁと / 食べるたびに感心させられた / 25年以上前になるけれど / 今もそのお店はあるだろうか? / 天然酵母は生き物だから / その扱いは難しい / 買う側の消費者は / 見た目を大事にするから / 大手食品メーカーは研究して / 味が変質しないように / 腐りにくくするために / 見た目をよくするために / 化学物質のお世話になるのである / 特に可笑しかったのは / 天然酵母、と袋に書いてあるのに / 原材料は添加物だらけだった / 中味が違うイメージ戦略なのだろう










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(全粒粉の自家製酵母)


妻は天然酵母が好きなのだという / 仕込んだり製造したりしている時に / 全くストレスを感じないらしい / 生きているから面白いのだそうだ / 現在の酵母は自然農のレクチャーを受けている / 北城さんが作られた小麦の全粒粉である / 同じ全粒粉でも農薬を使用したものと / 自然農のものでは / 発酵の仕方が全く違うという / そんなところでも / 自然の力を感じているこの頃










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(江戸時代のようす)


賢治の学校・お菓子プロジェクトのコンセプトは / 江戸時代のファーストフードを再現する / 食品企画と技術の向上によって / 働く人たちや子どもたちの健康に寄与することである / 江戸時代では / 天ぷら屋 寿司屋 煮しめ屋 汁粉屋 焼き団子屋など / 気楽にすぐに食べられる屋台が / 街に出回っていた / 現代と最も違うのは / 添加物の有無である / 腐りにくくするためにお酢などを使い / 様々な知恵で庶民のお腹を充たしていた / そういえば綾には江戸風の屋台を / あちこちで見かけるから / そんな愛好家がいるのだろう










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(本)


“奇跡のりんご”で有名な / 木村秋則さんのりんごは / まだ一度も食べたことがない / ずっと先まで予約が入っているからである / 本を読んだのは5年ほど前 / 木村さんにお会いすることが出来たら / 一番聞いてみたいことは / 宇宙人についてである / その木村さんの人生が映画化され / 来月から全国公開されるから / たまには映画館で観てみたいなぁと思う / 我が家の経済はとても厳しいけれど…

☆☆ 映画「奇跡のりんご」公式サイト ⇒ 中村義洋監督 6月8日全国公開

☆☆ 映画「世界が食べられなくなる日」 ⇒ ジャン=ポール・ジョー監督 6月8日東京公開










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(賢治の学校 綾自然農生活実践場)


食生活の基本は / 普段は体にいい食事をして / 時々ジャンクフード / という感じが健康のためだと思う / それが逆転して面倒だからとなると / いずれは病気になる / 健やかな体 健やかな心 / そんなシンプルなことが / 現代では難しい面もある / 人はことの大小合わせて / 常に選択して暮らしている / 今日のおかずは何にしよう / どこで買おうか…などなど / その選択の基準になるのは経験と知識 / そして直感である / 先日 郷田美紀子さんとお話しして / とても感慨深い言葉に出会った / その同じ内容が / あるところに掲載されていた / ほんものの定義について

☆☆ 船井幸雄.com “本物”に携わる人たち ⇒ 綾からの発信~本ものへの道のり~

賢治の学校 綾自然農生活実践場での / 郷田美紀子さんの食養講座は / 9月から4年振りに再開されます / 本年度の実習生も募集中です / 自然農を通して いのちの根っこが見えて来ます / 命















テーマ : 美容・健康
ジャンル : ライフ

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自然生態系農業

食品開発 & 綾の住みやすさ



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(次男が描いたイラスト)


今週から開始した / 賢治の学校“お菓子プロジェクト” / 子どもたちの健やかな成長と / 体をよごさないことを主眼にした / お菓子作りに挑戦している / 賢治の学校の運営は / 実習生だけでは経営が苦しいから / 宮沢賢治の思想に合致した / 食品開発を事業計画に盛り込んでみた / 給料は出ないから / 労働報酬は自分たちで生み出さなければならない / 心にかなう仕事をしながら / 経営を健全化しようと思う / 商品のパッケージ・デザインに / 次男に絵を描いてもらい / 採用してみた / きんかんの「きんちゃん」 / なかなか可愛いと思う










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(きんかんのパート・ド・フリュイ)


食品開発は / 妻と二人三脚で進めている / 賢治の学校の畑にある / 自然農のきんかんを使い / お菓子を作ってみた / 果物を砂糖で煮詰めて / ゼラチンで固めるフランスのお菓子を / パート・ド・フリュイ(part de fruit)という / 口の中で金柑のよい香りが広がる










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(てるは饅頭)


頭に葉っぱをのせた / ぽんぽこタヌキさん / 次男が描いてくれた絵 / てるは饅頭は / 綾の有機さつまいもの餡と / 十勝の特選小豆の餡の2種類 / 生地はオリジナルだけれど / 焼き方は回転焼きと同じである / 賢治の学校で採れた“よもぎ”も使い / 原材料はほとんど綾産にしてみた / 添加物を一切使わず / 隠し味も研究したお饅頭










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(綾手づくりほんものセンター)


賢治の学校で取得したのは / 菓子製造の認定だけ / これから安心して食べられるお菓子を / 技術を磨きながら提供していこうと思う / 綾のほんものセンターに卸している / ほんものセンターで売られている農産物は / ほとんど有機栽培で作られている










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(綾手づくりほんものセンター)


綾町には / 自然生態系農業認定制度がある / 内容は有機栽培とほぼ同じである / その取り組みは昭和63年からになり / 今年で26年目だから先進地と言えるだろう / 小中学校の給食の食材も / ほとんどが綾産だから嬉しい / 化学肥料や農薬を使えば比較的簡単に作れるが / 大地を汚し 川を汚し 海を汚すことにもなる / 知恵と技術がより必要な自然生態系農業 / 決してその仕事に見合った報酬がなくても / 美味しく安全な作物をつくる / 綾の農家さんたちは素晴らしいと思う










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(綾手づくりほんものセンター)


野菜や果物の他に / お弁当やお菓子類も / たくさん出荷されている / 添加物を入れない食品ばかりである / ほんものセンターというのだから / 賢治の学校でも / ほんものを目指して頑張りたい










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(綾手づくりほんものセンター)


葉物類はほとんど「金」 / キャベツは「銀」が多い / 有機栽培のキャベツは / 甘くて美味しい / 苦く感じるのは / 農薬や化学肥料のためだろう / キャベツは特に食べて栽培方法が分る










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(綾手づくりほんものセンター)


出荷5日目 / 多くの人に親しまれる食品を / 作っていきたいな / 明日から「菜饅頭」も出す予定 / 室町時代からあるという / 野菜餡の塩味の効いた饅頭をいう / 旬の綾の有機野菜を使い / 主食にもなる商品企画 / トラックの運ちゃんに喜ばれたらいいな










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(綾手づくりほんものセンター)


綾手づくりほんもの処の店長さんは / ニューヨークに4年暮していた / 元DJマン / 情熱を感じさせる若き梶山さんと / いつかお酒でも飲みながら / 会話を楽しみたい










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(綾小学校1年生クラス)


今春は息子3人が / 小・中・高と同時入学だったため / とても忙しかった / 四男は1年1組 / 今年の新入生は3組ある / 友だちがたくさん出来るといいね










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(綾町 児童館)


小学校の近くに / 児童館がある / 共働き世帯を支援する施設 / 四男はここで三年生の兄を待ち / 一緒に下校する / 本や遊具も充実しているから / 子どもたちは楽しそうだ / 綾の住みやすさの一つと言えるだろう / あとは自然体験と芸術体験を充実させたら / より魅力的になると思う










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(児童館前 広場)


今日から5月6日まで / 「男山まつり」が開催されている / 児童館前の広場には / 鯉のぼりが悠々と風をはらませていた / 魚が空を泳ぐ発想は / 子どもたちも好きだろうな / 戦争や自然破壊を進める政治家たちと / 対極にある子供の日は近い / “見せかけ”の文化は / 子どもたちを駄目にするだろう / 大事なのは中味なのにね

☆☆ 自然農・川口由一先生の活動 ⇒ 気楽に自然農(全国自然農学びの場に載せて頂きました)
















テーマ : 食品・食べ物・食生活
ジャンル : ライフ

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かぐや姫

かぐや姫 ・ 河島農園 ・ 自然農 ・ 神楽



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(かぐや姫の里山・国富)


先の日曜日 / 河島さんに誘われて / 隣町の山間部にある / “かぐや姫の里山”へ / 息子三人と出掛けた










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(かぐや姫の里山・国富)


スタッフのお爺さまから / 筍堀りのレクチャーを受けて / 子どもたちは山鍬を手にした










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(かぐや姫の里山・国富)


よく整備された竹林の中は / 確かに“かぐや姫”が出て来そうな / 雰囲気に充たされていた










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(かぐや姫の里山・国富)


三男の同級生も参加 / いくつも掘っては / 徐々にコツをのみこんでいた / 話では3年竹の根から / 最も筍が出るという / そしてよく出る表年と / 出ない裏年があるそうである / メスとオスの見分け方や / 掘る向きなども教わることが出来た










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(かぐや姫の里山・国富)


筍堀りのあと / スタッフの河島さんが / 飼育したカブトムシの幼虫を / 子どもたちに分けてくれた / 夢中になって幼虫を探す子どもたち










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(かぐや姫の里山・国富)


かぐや姫の里山は / 村中田浩二さんという / 元小学校の校長先生をされていた方が / 「子育て応援竹林公園」を目指して / 様々な活動を十年以上に渡ってされて来たのだが / 今年他界されてしまわれたそうである / カブトムシの幼虫を育てるのも / 子どもたちを喜ばせたいからされていたのだろう










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(かぐや姫の里山・国富)


今回で最後のイベント / 亡くなられた村中田さんの弟さんが / 最後の筍堀りについて話された / 新茶つみ・沢カニ捕り・竹皮ぞうり作り / ツリーハウスや竹の滑り台 / 五右衛門風呂や竹ハンモック / 年間を通して楽しいイベントが多数行われ / 毎回百名以上の親子連れを中心に / いつも賑わっていたという / “たくましい子どもの育成”をコンセプトにされていた / 竹林のなかで多くの子どもたちが遊んだことだろう










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(かぐや姫の里山・国富)


代表の方が亡くなられて / 教育に熱心な方に土地と建物を売られると聞いた / お金があったら買いたいくらい / 面白い場所である / 竹皮で遊んでいたら / 花かぐや姫になった……










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(竹取物語)


我が家にも「竹取物語」の本があるけれど / 随分長いこと再読していない / 日本最古の物語とも言われているけれど / 「鳥獣戯画」を始め / 作者不明の作品には素晴らしいものがある / かぐや姫が帰る別の世界は / とても清らかで美しく老いることのない世界である / 地上を穢れた所として描いている点では / 昔も今も変わらないことだろう / 富士山の命名由来も竹取物語にあるらしい / 「竹取物語」は人間社会への批判精神に富んでいて / 音楽でいえば本物のロックに近いのかも知れない










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(かぐや姫の里山・国富)


筍掘りのイベントは / 大人三百円・子供百円 / スタッフの方々は皆無償ボランティアである / 河島さんもきびきびと動かれていた / 大きな葉釜で筍と無農薬野菜の味噌汁を炊き / 持参したおにぎりを食べながら / 参加者全員で昼食を楽しんだ / 子どもたちはよく食べていた / スタッフの方々に感謝










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(河島農園・河島夫妻)


今回イベントに誘って下さった河島さんは / 東京新宿生まれの新宿育ち / 官僚だったけれど奥様の病を機に / 生き方を変えられ宮崎へ移住された / 合鴨農法で無農薬のお米作りや野菜作りをされ / 賢治の学校との交流も長いことを聞いた / イベントを終え河島農園にお邪魔してみた / 奥様から手作りの飲み物を頂きながら / 広い農園と里山を見つめた / これからも楽しい交流が続くことだろう / 色々とありがとうございました










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(自然農七畝組 田んぼ)


先日 北城さんから / 二回目の自然農の田んぼレクチャーを受け / 七畝組の仲間たちと種まきのやり方を学んだ / 僕は所用で集合時間に遅れてしまったけれど / 気のいい人たちが手伝って下さった / 田植えは六月中旬頃の予定










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(賢治の学校・綾自然農生活実践場)


自然農を学ぶ日高ご夫妻と鈴木さんが / 田んぼの視察も兼ね遊びに来られた / そこへ懐かしい人が訪ねて来られ / 皆で談笑して楽しんだ










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(宇宙龍の絵画作品写真)


来客者は角脇さん / 南九州時代に交流のあった方だ / 朝・昼・夕と太陽光パネルの向きを変えられる / 自家製太陽光発電装置のことや / 音楽イベントのことなど / 七年振りくらいの再会もすっとんで / 話は盛り上がった / 写真は彼が主催した音楽と絵のコラボイベントの際に / 二人の絵描きさんが描かれた / 幅十メートル以上の即興絵画 / 一目見て「これは描かせられたのでしょうね」と僕が言うと / 「その通りなんだよ」と彼は答えた / 僕も以前 文化会館で / 和太鼓とコラボをして / 龍の絵を描いたことがあることも話した / 龍=神だと思う










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(イベント・チラシ)


角脇さんは篠笛奏者でもある / 今月末にイベントをするからと / 七畝組の仲間たちと話を聞いた / 神相撲・神楽舞・巫女舞 / 紙芝居や昔遊びもあるらしい / 早速チケットを買った










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(石笛)


角脇さんが聞かせてくれた石笛は / かなり音が響くので驚いた / ニホガイという二枚貝が / 自力で開けた穴は / 美しく精巧な穴だった / 石笛の響きは初めて聞いた潮騒に似ていた……















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自然農法

自然農法レクチャー  北城 直樹さん



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(綾自然農生活実践場)


今朝は車の窓ガラスが凍り / まだまだ寒いものの / 日中の気温は20度近くまで上り / 敷地内の桜がぽつぽつ咲き始めた / ソメイヨシノではないようだ / 何という品種だろう










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(綾自然農生活実践場)


先日ツルに絡まれ / 荒れていたお茶の木の / 剪定をした / 一番茶を摘んだ後の方が / 剪定には適しているようだけど / 2メートル以上ある成木だから / 思い切って剪定ばさみで刈り込んだ / 剪定後どこか生き生きとした茶の木 / 自然農のお茶摘みが楽しみである










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(綾自然農生活実践場)


宮崎神宮の植木市で / 沈丁花・梔子・雪柳を購入して / 庭に植えてみた / 沈丁花の香りが漂い / 根付いてくれたようで / ほっとした / 先月ハンズマンで購入した / オールド・ローズ / ツル薔薇は根付いてくれるだろうか / 誘引が楽しみである










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(自然農塾・郷田農園)


自然農法を学ぶため / 綾自然農塾(いのち塾)を主宰されている / 北城直樹さんのレクチャーに出掛けた / 四男はニンジンを楽しそうに抜いていた / そして郷田美紀子さんと採れたてのニンジンを食べた / 「土がついていても平気なの?」と四男 / 「ここの土は食べられるのよ」と郷田さん / 「うん、あまい」と四男 / 君は初めて土を食べたろうか? / 幼子は本能的に土を食べるものだ / 土から得る情報は命のためなのかもね










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(自然農塾・郷田農園)


北城さんから僕が受けたレクチャーは / ニンジンの種まき / 種芋(ジャガイモ)の植え付け / エンドウマメの苗の植え付け / 自然農の定番・ノコギリ鎌と鍬を使う / 短時間でもとても勉強になった / そしてとても楽しい / 塾生の常連さんたちも / 楽しそうに作業をされていた










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(自然農塾・郷田農園)


作業の最中 / 突然2人の若い女性が現れ / 「ジャガイモの植え方を教えてくださ~い!」 / と途中参加した / 若い女性たちは都城市から来たという / 彼女たちは「作物を育てたら土が痩せるのでしょう?」などと / 種芋を植えながら北城さんに質問していた / 「作り過ぎたら痩せますね」と / 自然の摂理をとつとつと語りながら / その会話を聞いていた僕は / 優しい語り口と意を得た話に / 内心深く感心させられていた










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(自然農塾・郷田農園)


四男は畑仕事に飽きて / 木に登ったりツルを引っ張ったり / 一人遊びを始めたのだった / 2時間ほどのレクチャーはとても楽しく学べた / 現在 事業計画書を作成しているのだけれど / 4月からの自然農講師を / 北城さんにお願いしてみようと / 相談に乗って頂いたところ / 快く承諾して下さった / いのちと向き合う自然農

☆☆☆ 北城直樹さんのホーム・ページ ⇒ いのち塾 昔のお米 綾自然農塾










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(照葉樹林文化シンポジウム・チラシ)


照葉樹林文化シンポジウムの / 手づくりチラシが出来上がった / 北城直樹さんは今回のパネリストとして / 自然農についても語られるのだろう / 郷田さんを始め女性人たち手づくりの / 美味しい夕食もついて参加費500円 / 知ることからすべては始まる……










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(自然農塾の野菜)


自然農塾初参加なのに / お野菜を頂いた / 生で食べると美味しい / 天然酵素の味わい / 感謝










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(綾自然農生活実践場)


雪柳は散り始め / 水仙が咲き誇っている / 清々しい初春なれば










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(子どもが摘んだ花)


三男は顔に似合わず? / 花を摘んでグラスに生けるのが好きだ / 水仙と同じくらい大根の花も美しい / 西日が射しこみ陽に照らされていた















テーマ : 野菜づくり
ジャンル : 趣味・実用

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客人 卒業生 山師

突然の客人 第1期卒業生&山師



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(賢治の学校 綾自然農生活実践場 東側畑)


雨天の翌日 / 晴れた日の朝 / 畑は煌めき / 草々は背伸びをしているようだった










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(東側畑)


ツルツルした金柑は / オレンジ色の丸みの / その輪郭を / 陽に融けさせていた / 一個ちぎって口に放り込む / 朝の光も一緒に飲み込んだのか / 新鮮な空気の味も感じた










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(東側畑 四男)


四男は6歳になった / 誕生日の夜 / 「パパ 今まで寝てくれてありがとう!」 / と彼は言った / 添い寝をすることはもうないだろう / こちらこそ、ありがとう! / 汚れた僕の心を洗い流し / 人間を信じることを教えてくれた君 / 幼子の存在は喜びに溢れていた / これからも走り続けよう / 深い谷を歩き / 高い峰を登るように










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(客人の愛車)


先週 突然 / 若者の客人が現れた / 自転車で大坂から来たという / 東京・賢治の学校 第1期卒業生の水口龍太郎と言います! / そう自己紹介をしてお辞儀をされた / 東京・賢治の学校での高校生時代 / ここへサマーキャンプに訪れ / 3週間自然農のことなどを体験したと言われた / 彼の爽やかな笑顔に惹かれ / 「今、部屋が空いているから、今日はここで休んで下さい」 / と申し入れ 山猫軒(食堂)でお茶を飲み / 少し話をしてから 僕は再生作業に戻った

彼は現在 東京の大学3年生 / 考古学を専攻し 気象予報士を目指している / 今回の自転車での旅は / 論文テーマのための古墳研究を兼ねている / 綾町の隣にある西都古墳と博物館を観た後 / 懐かしくなりここへ立ち寄ったのだ / 何故自転車かというと / 各所の風土や地勢を掴みたいからだという / 野宿をしたりパスタを茹でたり / ほぼ全国の3分の2は走ったという / そんな話の内容に懐かしさを感じながら / 自立した若者のたくましさに / 胸を打たれるものがあった

丁度その日の夜は用事があり / 語り合う時間が持てなかったのだけれど / 鳥山先生(東京・賢治の学校代表)の教育理念が / 彼を通して伝わって来たのだった / シュタイナーや宮沢賢治について / 彼ともっと話がしてみたかった / 夜遅く戻ると 学び舎は静かに眠っていた










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(水口龍太郎さん)


四男とお風呂に入ったり / 遊び相手になってくれたり / その優しさから「今日も泊っていくんでしょ」 / と四男はせがんだ / 自然農畑の大根の味噌汁と / 梅干しとご飯を食べた後 / 彼は出発の準備をした / これから宮崎市内を経由して / 海岸沿いを走り鹿児島に入る / そして出来れば離島にも立ち寄りたいという / 彼と彼の愛車が格好良く見えた










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(出発)


客人は爽やかな風と共に / 学び舎を去って行った / 僕の若い頃 禅寺で無銭宿泊をしながら / 日本中を旅する高校生や若者たちがいたことを / ふと思い出していた / “可愛い子には旅をさせよ” / 龍太郎さんのように / 自転車の方が五感は磨かれるだろう / 龍太郎さん よい旅を!!










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(綾自然農生活実践場 2階)


先週末 / 長男は受験勉強にいそしみ / 次男・三男・四男は再生作業を手伝う / 剪定した木々の運搬や / 雑巾がけなどをしてくれた / 三男は一輪車で運ぶ仕事が気に入り / 四男は自分の体と同じ大きさの木を / せっせと運んでくれていた










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(2階)


次男はもうすぐ中学生 / 雑巾がけも大人並みに出来るようになり / 描く絵も成長して来ている / 僕も妻も再生作業で手が荒れ / なかなか休むことが出来ないけれど / 一段落したら霧島の温泉に浸かりたいな / 3月中にある程度は終わらせたいもの










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(田仲一成さん・景山政之さん)


先週末 水口青年に引き続き / お二人の客人があった / 田仲一成さんは 福岡出身 西米良村在住 / 景山政之さんは 神奈川出身 曽於市在住 / 森に関わる山師を生業とされ / 様々な活動もされている / 車に仕事道具を積んでいたから / 変身して頂いた / 山猫軒(台所)で四方山話に花が咲き / 森林と生態系のこと / 宮崎の山間地域にある技と知恵のこと / フランス発“フォレスト・アドベンチャー”や / 山師・空師のこと / そして“ロープ・テクニック”も教えて頂いた

西米良村のさらに熊本県側には / 自然林のなかに巨樹があるという / それでも昭和30年代以前の / 自然林ほどではない / 田仲さんは地元の古老から聞いた / 山間地で生きた達人たちの技や話を / 真剣な眼差しで話された / 日本中の森を破壊し 大国に追随する日本では / 木や山に畏敬の念を持つことなど / かなり薄れてしまったことだろう / 子孫に森を残した綾町の取り組みは / エコパークとして広く知られていくだろうと / ユネスコから視察に来ている / フランス本部職員は話していた / 綾に限らず“奥山”という自然林は / 地球上の生命にとって大切な宝でもある / 都会にいて森の営みは見えて来ない / 今度 西米良村にも出掛けようかな










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(三男 変身!)


山師マンに変身した三男は / どこかズッコケタ感じがするけれど / そのまま木に登れそうな気もする / さすがに夢中になっている縄跳びは / やりにくいかな? / 子どもたちの未来を本気で考え / 本気で実践する / そんな学び舎にしていけるよう / 努力してみようと思う / 楽しい客人のお二人は / このあと綾の森へ向った / 感謝










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(2階奥)


賢治の学校 綾自然農生活実践場のなかで / もっとも神聖な場所が2階にある / 日曜日 ようやく清掃が終り / 郷田實氏の写真と手帳と石と賢治の言葉を眺めてみた / 窓から数頭の馬たちと大地が見え / 野鳥たちが囀る声が聞こえた / 若しもピアノが弾けたなら / モーツァルトのレクイエムでも弾きたい気分










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(2階奥)


13年前の開校当初に書かれたものだろう / どなたが書いたのだろう










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(2階奥)


とどまることを知らない欲望 / 自然を破壊する非文明










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(2階奥)


透明な意思 / 透明な空 / 透明なこころ……















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DIVA 宮崎

DIVA ・ ひむか村の宝箱 ・ 綾競馬



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(つわぶき・ほんものセンター前)


早朝の気温は 5度ほど / 南国宮崎と云えども 場所による / 我が家の経済は 厳しくなり / 僕は休まず筆を持っている / すべての生命を尊ぶ 生活の創造 / 仕事も自分で生み出さなければ / 理念が絵に描いた餅になる / 石蕗(つわぶき)が 咲いていた / 以前 ぎんなん俳句会に所属していた時 / 石蕗の花をいくつか詠んだけれど / 横山白虹氏の “石蕗の花心の崖に日々ひらく” / というのが 今の心境だろうか……










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(平和台公園・八紘一宇)


先日 仕事を得るため / 知人を訪ね お願いに廻った / 宮崎の平和台公園内に / レストハウスがある / ひむか村の玉手箱の Nobukoさんにお会いして / 手描きTシャツを納品した / 平和台公園の八紘一宇については / また書こうと思うけれど / 宮崎・平和台公園は / 東京・日比谷公園と / 姉妹公園でもある / Nobukoさんは 赤ちゃんの誕生を知らせる / ハッピーベル(鐘)を製作・設置する / 素敵な活動をされている

子どもの誕生を知らせる鐘を平和台公園に! ⇒ ハッピー・ベル プロジェクト










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(宮崎観光ホテル 東館ロビー)


その後 宮崎観光ホテルへ / 一枚の絵を携えて DIVAへ向った / 以前3年暮した宮崎なのに / 初めて中へ入った / 目の前の大淀川は 街の灯りに揺れていた










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(DIVA)


DIVAの経営者 Mieさんとは / 十年来のお付き合いがある / 日南市内のカトリック幼稚園での / 絵画指導や絵画塾を始めた頃 / お子さんを通じて出会い / 高野山で父の短編小説を自費出版した際 / 数十冊購入して下さったり / 何かとお世話になり 今回も相談に乗って下さった










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(DIVA)


Mieさんのお店では / 色と光と自然をテーマに / オーラソーマ・パーソナルカラー / TCカラーセラピー・パッチフラワーレメディ / オーガニック化粧品・パワーストーン / ブリザードフラワー・アロマオイルなど / 生活に色彩や植物のエネルギーを / 活かすコンセプトで 運営されている / “オーラソーマ”は / 上下二層 色の分かれたボトルに / 色のエネルギー・鉱物・植物・フラワーエッセンスが入っていて / 108本のボトルから 直感で4本選び / コンサルテーションをするセラピーのこと










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(油彩画 丸4号)


Mieさんのお店に合う / 天然石をテーマにして / 油彩画を描いてみた / メキシコの水晶洞窟と / ダンサー ピナ・バウシュから / イメージを得て描いた / 石が放つエネルギーを受けて / よろめきそうになる女性 / 店内で販売して下さることに / 肖像画も注文して下さった










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(DIVA)


DIVA店内には / パワーストーンが煌めいている / 宮崎県内でも 水晶が採掘される / 僕はオパールが好きだけれど / 次男はそれ以上に 色んな石が好きだ / 石の輝きの魅力 自然の美しさ










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(Mieさん)


DIVAは 宮崎観光ホテル西館入口にある / Mieさんは365日 休まず働く二児の母 / 日向で出会う 素敵な女性たち / アマテラス アメノウズメ… 女性パワー / 日本神話については / またじっくり書きたいな / 神話のふるさと 宮崎を散策してから

Mieさんのお店 ⇒ 様々な講師もされている










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(綾馬事公苑)


11月4日 日曜日 / 子どもたちと馬事公苑へ出掛け / 綾競馬を楽しんだ










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(綾競馬 おたのしみ券)


役場から送られて来た / おたのしみ券 / 住民全世帯に配布されている / 天気予報では 午後から雨 / それでも かなり賑やかだった / 2レース当り 靴下4足とタッパーを頂いた










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(綾競馬)


サラブレッドの走りに / 子どもたちは 目を丸くしていた / 走る馬は 美しい










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(綾競馬)


日向時間 / 皆 思い思いの場所にシートを広げ / 食事をしながら 競馬を観戦 / ゆったりと時間が流れる










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(綾競馬)


全12レースのうち / 3レースは ポニー / 騎手は 小中学生だった……










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8月から Fecebookを始めた / 野呂さんからシェアした記事 / 原発の賠償責任3年? / 少なくとも20年以上は必要だろう / 損害賠償法の法改正が必要だ! / facebook 森下純吐で出ています

♪ 宮崎が生んだ名歌手 米良美一 ⇒ 水色のワルツ











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ロマン ナイル川源流

ロマン 小川さん ・ 九州の食卓



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(オーガニックごうだ)


オーガニックごうださんの / 店内に生けてある花々は / 野山や庭から持ち込まれるものが多い / 毎朝豆をミルで挽き / フレンチ・プレスを使い / 珈琲を飲まずにはいられない僕は / お茶を飲む機会が少なくなっている / 緑茶の葉は 料理にも使うそうである / 九州の食文化を 楽しまなくては!










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(季刊誌 九州の食卓)


九州は食料自給率が高い / 農家さんがつくる作物は多品目だから / まさに“百姓”(百の技術と知恵)と云える / 季刊誌「九州の食卓」は / 様々な角度から九州の食文化や / こだわりの農法やお店を紹介している / 綾には素晴らしいお百姓さんが多く存在する

先日 地域の方から / 大根の間引き菜をたくさん頂いた / 量が多いため 妻は塩漬けにした / 漬けた大根葉を絞り 刻んで / ゴマ油と 醤油で炒める / 最近の僕の昼食 / とても美味しい










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(ほんものセンターの野菜)


綾のほんものセンターに / ほぼ毎日通っている / 野菜6品目のお値段は800円ほど / すべて“金”である / 昭和63年に綾町が独自に発足させた / 自然生態系農業認定制度 / “金”の農地検査は / 土壌消毒・除草剤を 3年以上使用していないこと / 生産管理検査では / 化学肥料・化学合成農薬を 使用していないこと / 農家さんが 自分たち家族が食べる野菜と / 商品として出荷する野菜を分けてつくることは / よく聞く話である / 農薬の健康被害を知っているのだろう / 綾のほんものセンターに登録している / 地元生産者は 千名ほどになる / 有機農法だけではなく / さらに高度な自然農法農家さんもおられる / 素晴らしいお百姓さんを / ゆっくり訪ねてみたいな

体が感じる味覚には / 大まかに二つあると思う / 一つは“舌”で感じる味覚 / もう一つは“内臓”で感じる味覚 / 僕が若い頃は ジャンクフードも食べたけれど / 新陳代謝が落ち始めた40代 / 二つの味覚が喜ぶ食生活に変わった / 口の中に入れて美味しいと思うのは / 表層感覚みたいなもので / 五臓六腑にしみる美味しさは / 深層感覚に近いから / 体全体の細胞の声を聞くことになる / 添加物の入った食べ物は / 空腹は満たされるけど / 内臓が喜ばない / 体は 正直である










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(パン工房 綾)


先日 照葉大吊橋の手前にある / “パン工房・綾”さんを訪ねた / 10年振りくらいになる










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(パン工房 綾)


天然酵母のパン屋さんを / ご夫婦でされている小川さん / この日は“オレンジ・パン”を買い / 外のテラスに出て 家族で頂いた / ふくよかな香りと 丁度良い歯ごたえ / 妻も長年 天然酵母パンをつくって来た / 玄米と味噌汁が主食だけど / 天然酵母のパンも好きだ / 時々天然酵母とうたいながらも / 原材料を見ると 詐欺まがいの商品も見かける / 小川さんのパンは 材料も吟味されている










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(朝日新聞GLOBE 10月7日号)


今回 訪ねた理由は / どうしても小川さんから / お聞きしたいお話があった / 朝日新聞が特集した / 世界で一番長い “ナイル川”を特集した記事に / ご本人が登場されているからだ










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(朝日新聞GLOBE 記事拡大)


今年の9月 小川さんは / ナイル川源流を 訪ねた / 今から43年前の 学生運動が盛んな頃 / 小川さんは 早稲田大学生だった / 探検部に所属していたことから / “ロマン”を求めて / 1969年 ナイル川源流へ向かった / 水源を突き止める 探検だった










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(小川さん 資料)


エジプト文明を育んだ / ナイル川 / その源流を探検するという / ロマン / お仕事中にも関わらず / 色々話して下さった / ナイル川源流については / 19世紀の半ばには / 答えが出ていると 言われていた / 1862年 イギリスの探検家・スピークは / ビクトリア湖を源流とみなしていた / その後1898年 ドイツの探検家・カントは / ビクトリア湖に注ぎ込む / “カゲラ川”を / 本当の水源とみたらしい / 小川さんは 早稲田大学探検部にいた頃 / 色々調べた結果 カントを高く評価して / カントの発見した水源へ行ってみよう! / ということで ルワンダの森に分け入ったのである / 水源地に近い 写真右上の牧師さんを訪ね / 地元ガイドの人たちと / 水源地周辺の測量もされたそうである(写真左下) / 今年 43年振りにそこを訪ねたら / 牧師さんは 1981年に他界され / 記憶も断片的だったことを / 小川さん御自身が驚いたという / 43年の空白から 無理はないだろうと思われる










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(小川さん 資料)


21世紀に入り 2006年 / イギリスの探検隊が / ナイル川をボートで上流へ遡り / GPSや衛星写真を活用して / 新たな水源地を発見した / そのポイントは / カントや小川さんが水源とする所から / 5kmほど離れている / 現在 ルワンダ政府公認の水源地として 看板も立ち / イギリス隊の発見ポイントが正しいとされている / さて ここからが面白いのである / 小川さんは ルワンダのエコ・パーク地図や / 等高線が引かれた地図を出されて / 政府公認の水源地は どうも疑わしいと推測されている / 何故ならば イギリス隊が発見した水源地は / 標高2428m地点であり / それよりも高い 2500m級の分水嶺を越えないと / カゲラ川には 合流出来ないからだ / カゲラ川以外の谷川の水源ならば / 短い支流のため 源流とはみなされない / どうやら 小川さんが求めたロマンは / まだまだ 続きがありそうなのである……










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(小川さん)


天然酵母のパン職人でありながら / かつてナイル川の源流に / ロマンを感じた小川さん / 綾には 面白い人がいる / ナイル川源流のルワンダの森は / 照葉樹林の森に 似ていたと仰っていた / 染色体から人類の起源を探ると / アフリカの一人の女性に辿り着くとされている / 山があり 森があり 川がある / アフリカのロマン…… / 楽しいお話に感謝










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(綾・馬事公苑)


夕刻 馬事公苑の馬たちは / もう休んでいるようだった / 山の端は紫色に染まり / 鳥たちもねぐらに帰っていく / 秋は深まりつつあった











テーマ : ♪人生・生き方♪
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すーさん

Author:すーさん
 Sumito.M 1964~20XX 
 Yayoi.M  仏語翻訳 

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賢治の学校 綾自然農生活実践場

“天の才”を咲かせよう!

世界の子供たちが置かれている状況
の光と影 現日本社会に生きる子供
たちの光と影 事実を正しく見つめ
今を 自らの心性で支配すること

☆ 光を信じること ☆

日向・綾町の暮しの記録を中心に
多分野に渡り気ままに綴ります!

 ◇ リンクフリーです ◇

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